シンクロニシティのプロフィールや芸歴は？陰キャラ漫才で大注目の社会人コンビ！

平日は正規職員としてフルタイムで働き、週末を中心にお笑いライブに出演する「シンクロニシティ」。お互いが大学時代から脚光を浴び、ここ数年は『M-1グランプリ』『キングオブコント』でも結果を残している新進気鋭のフリー男女コンビです。

シンクロニシティのプロフィール

出典：https://www.m-1gp.com/combi/5696.html

シンクロニシティの2人は「中央大学落語研究会」出身。当初はそれぞれ別のコンビで活動していましたが、西野諒太郎さんが4年生、吉岡陽香里さんが2年生のときに、大学の文化祭でお試しでコンビを組むことに。その後、大学を卒業して就職した西野さんに、在学中の吉岡さんが「一緒にプロになりましょう」と声を掛けて、2017年7月に正式にコンビを結成しました。

西野さん同様、吉岡さんも大学卒業後に就職。社会人コンビとしてお笑いを続けて、『M-1グランプリ』において2018年、2019年、2020年と3年連続で準々決勝進出。2019年には『キングオブコント』でも準々決勝進出を果たしています。

M-1グランプリ準々決勝進出いたしました。一年待った甲斐がありました。準々決勝リベンジ頑張ります。 https://t.co/WBBlRRWBvb

— シンクロニシティ 西野 (@poolpoolpooro) November 12, 2019

シンクロニシティ、キングオブコント準々決勝進出いたしました。今年はコントの年です。 https://t.co/XkanuYY163

— シンクロニシティ よしおか (@hikachicken) August 2, 2019

シンクロニシティ・西野諒太郎は元「30度バンク」？ 会社員芸人はつらい？

西野諒太郎さんは高校時代にバナナマンにハマって、彼らが出演するラジオ番組を毎回録音。それを何度も聴き返し、いつしかお笑いや台本書きに興味を持つようになりました。

出典：https://twitter.com/kamukai

中央大学商学部に進学後、落語研究会に入会した西野さんは同期の井坂航さんと「30度バンク」を結成。西野さんが書く“俳句”を取り入れたネタが評価されて、2015年には『関東大学生お笑いグランプリ』『​国民的大学生グランプリ～大学芸会～個人戦』で優勝。同年の『M-1グランプリ』でも、アマチュアコンビながら3回戦まで進出しています。

大学生のときに奇跡的に共演させていただいて、緊張なのかなんなのかよくわからない変な表情してた時のことを思い出した。 pic.twitter.com/zNiLU64W7W

— シンクロニシティ 西野 (@poolpoolpooro) November 30, 2019

学生芸人として旋風を巻き起こした30度バンクは、お互いの大学卒業～就職にともない2016年3月をもって活動休止。もうお笑いをやることはないと思っていた西野さんですが、社会人2年目になって落研時代の後輩である吉岡さんとシンクロニシティを結成しました。

フリーとアマチュアの定義はわからないのですが、フリーで出してみようと思います。 pic.twitter.com/7zQviKyNHF

— シンクロニシティ 西野 (@poolpoolpooro) June 29, 2018

それ以来、会社員のまま並行して芸人活動を行っている西野さん。職場の同僚からは応援されている一方、ネタに対してダメ出しされたり、無茶ぶりされることもあるようです。

落研などに入られていて社会人になるみなさま、職場の飲み会の前に事前に謎かけをたくさん考えておいて、その場で思いついたかのように整えるというのをやるととても盛り上がります。ただ、次の日からあなたはお題を出したら1〜2秒で謎かけができる人ということになります。悪魔の契約です。

— シンクロニシティ 西野 (@poolpoolpooro) April 1, 2018

職場で上司に「なぞかけやって」って言われたらやりますし、「落語やって」って言われたら小噺やるんですけど、こないだ「ビートたけしのモノマネやって」って言われてぐうの音もでませんでした。

— シンクロニシティ 西野 (@poolpoolpooro) January 31, 2018

シンクロニシティ・吉岡陽香里は元「晴天サンティ」？ 架空のネタ帳を公開？

中学生のときは水泳部でシンクロをしていて、高校生になると吹奏楽部でクラリネットを吹いていたという吉岡陽香里さん。高校卒業後に一浪して、中央大学文学部に進学します。

出典：https://twitter.com/kamukai

人前に出るのが苦手だった吉岡さんは、社会に出る前に克服しようと思い落語研究会に入会。最初は同期の女性とコンビを組んでいましたが結果を残せず、徐々に限界を感じるように。そんな時に東京学芸大学のお笑いサークルに所属していた飯森七重さんと出会い、「晴天サンティ」を結成しました。

【結果報告！】
本日行われました大学芸会個人戦2016決勝にて、晴天サンティが審査員賞を受賞しました！
たくさんのご声援ありがとうございました！！ pic.twitter.com/baXH1MU2m2

— お笑いサークルGOC (@ggoocc) September 1, 2016

晴天サンティは学生芸人が集うライブや大会で活躍し、2016年の『M-1グランプリ』にも出場。アマチュアで唯一、準々決勝まで勝ち進み、「ナイスアマチュア賞」を受賞することになります。

M-1グランプリ2016、晴天サンティ準々決勝で敗退しました。
感謝と寂しさと嬉しさ、僭越ながら悔しさがグルグル回っています〜！！！
たくさんの方に応援していただけて、見ていただけて本当に本当に嬉しかったです。心から感謝します。ありがとうございました。まだまだ続くサンティ！ pic.twitter.com/gR9NME6ukr

— いいもり ななえ🦥 (@spoon7me) November 8, 2016

現役女子大生コンビとして業界内外で注目を集めた晴天サンティですが、2017年2月に解散。有名芸人たちと同じ舞台に立ったことでプロを意識するようになっていた吉岡さんは、「次はこの人しかいない」と思い、西野さんにコンビ結成を打診しました。

明日のライブで私が幽霊の役のネタをやる予定だったのですが、ネタ合わせの直前にバッサリ髪を切っていったらめちゃめちゃ怒られました。 pic.twitter.com/jAMbFVFKhb

— シンクロニシティ よしおか (@hikachicken) October 27, 2017

シンクロニシティ結成直前に就職が決まり、大学を卒業してから現在まで、週末や休日を利用してお笑いを続けている吉岡さん。そのことを職場の人たちも知っており、温かく応援してもらっているとのこと。また、スキマ時間には自身のブログで「お花畑ランド」という架空の女性コンビのネタを書いています。

架空の女コンビのネタを書くブログ更新しました。賞レースを意識したネタに関するネタなのでこのネタ自体が一番賞レースに適していません。
『賞レースを意識したネタ』 https://t.co/3lviRvFTBV

— シンクロニシティ よしおか (@hikachicken) April 25, 2020

シンクロニシティの芸風やネタは？

シンクロニシティは主に漫才を披露。「陰キャラ」の吉岡さんがボソボソ口調でダークなボケを連発し、西野さんが翻弄されながらも的確にツッコミを入れていくスタイルが持ち味です。『キングオブコント』の時期には、漫才と同じように明るさ皆無のボケ羅列コントを披露します。

50音（漫才）

寿司職人（漫才）

寝なさい！（コント）

まとめ

現在は芸人として活動できる時間が限られていることもあり、月のライブ出演数はわずか1～2本、作り上げるネタ数も年間2～3本というシンクロニシティ。他のコンビと比較しても異例の少なさですが、その分じっくり作り上げた笑いを提供してくれます。同じく元学生芸人でフリーとして活躍するラランドやサーフボードストレッチらとともに、お笑い界に新しい風を吹き込む可能性大です。