誰も予想しようがないカオスなネタと奇想天外なセンスにより、ファンや著名人から熱狂的に支持されているお笑いコンビ・天竺鼠。過去の『M-1グランプリ』では8度の準決勝進出、『キングオブコント』では3度の決勝進出を果たすなど、人気と実力と実力を兼ね備えています。

天竺鼠のプロフィール

天竺鼠

天竺鼠(てんじくねずみ)
所属事務所:吉本興業
【写真左】
川原 克己(かわはら かつみ) 
*ボケ担当
性別:男性
生年月日:1980年1月21日
身長/体重:170cm/65kg
血液型:A型
出身地:鹿児島県大崎町
【写真右】
瀬下 豊(せした ゆたか) 
*ツッコミ担当
性別:男性
生年月日:1979年7月29日
身長/体重:177cm/72kg
血液型:A型
出身地:鹿児島県鹿屋市

※出典:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=393

天竺鼠の2人は高校時代、それぞれ別の学校に通っていましたが、ライバル校の野球部員同士だったことがきっかけで仲が良くなります。

高校卒業後は、お笑い芸人を目指して、2人で大阪へ。20歳のとき、今のうちにいろいろ経験しておいたほうがいいという話になりで、一旦コンビを解散。川原克己さんは鹿児島に戻り大工を、瀬下豊さんはお金を稼ぐために東京の歌舞伎町でホストをしていました。

その後、再会を果たし、2003年4月、揃って大阪NSCに26期生として入学。同期には和牛、かまいたち、バイク川崎バイクさん、守谷日和さんなどがいます。
在学中にコンビを結成し、NSC卒業後の2004年4月より本格的に活動開始。2016年1月からは活動拠点を大阪から東京に移しました。

コンビ名の「天竺鼠」は、主に“モルモット”のことを指します。モルモットが科学実験に用いられる実験動物として知られていることから、「未来を担う」コンビになれるように、命名したそうです。

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天竺鼠・川原克己は「なすびくん」で大人気? 絵本を刊行して個展を開催?

高校1年のときに、先輩が文化祭でコントをやることになってネタの相談をされた川原克己さん。「こうしたらどうですか?」と提案したところ、「お前が出てくれ」と言われて自ら舞台に立つことになり、それがウケたことでお笑いに目覚めます。

川原さんはピン芸人として活動することもあり、特に革ジャンにサングラス、茄子のかぶりものをするキャラクター「なすびくん」が大人気。きゃりーぱみゅぱみゅさん、浅野忠信さん、水川あさみさん、KinKi Kidsの堂本剛さんなど、多くの著名人がファンであることを公言しています。

また、川原さんは大の絵本好き。NSC入学後に谷川俊太郎さんの絵本を手にとって以来、その魅力にハマり、今では自宅に数百冊の絵本を所有しているとのこと。2019年1月には、川原さんが文と絵を手掛けた絵本『ららら(ヨシモトブックス)』を刊行しました。

さらに川原さんは、自身が描いたイラストの原画、過去に使用したコント小道具、被りものの数々を展示した『Maenomeri展』を開催。アートディレクターとして会場内のデザインにも関わるなど、芸術的才能を爆発させています。

天竺鼠・瀬下豊はイケメンだけど元ヤンキー? Matt化が止まらない?

芸人デビュー直後から“ソース顔の男前”として、女性ファンから人気が高かった瀬下豊さん。現在は、ジャニーズJr.内ユニット・SixTONESの森本慎太郎さんに似ていると評判です。

優しそうな雰囲気が漂う瀬下さんですが、高校時代に野球部だけでなくヤンキーグループにも所属。当時、仲良くなったばかりの川原さんを「お前は誰も殴らんでいいし、誰にも殴らせへん。お前おもろいからグループに入ってくれ」と、グループに誘ったことがあります。

ちょっとヤンチャだった瀬下さんも2007年9月、27歳のときに一般女性と結婚しています。お相手は岩手県で保育士をしていて、書いていたブログに瀬下さんがコメントをしたことがきっかけで知り合い、わずか2カ月の交際期間を経てゴールイン。その後、2人のお子さんにも恵まれました。

最近では、クリエイティブな活躍が目立つ川原さんに対して、瀬下さんはバラエティ番組で披露したMattさんのメイクモノマネが話題に。自身のSNSにも写真を投稿し、ファンからは「リアルマット」「芸人メイク史に残る作品!」「もはや絵画!」「めちゃくちゃ笑いましたw」など、反響が寄せられました。

この写真を見たMattさん本人も「いいね!」をつけて絶賛。再現度が高いため、「天竺鼠の新ネタに取り入れてほしい」という声まで挙がっているそうです。

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天竺鼠の芸風は? シュールで予想外な展開の連続

コントも漫才もできる天竺鼠ですが、基本スタイルは同じ。ひたすら繰り出される川原さんの奇行やつかみどにころのないシュールなボケに対して、ツッコミを入れながらも真面目に困り続ける瀬下さん。この構図で笑いを誘うだけでなく、唐突なアドリブも多いため、観る人を毎回ワクワクさせてくれます。

また、前述のとおり川原さんはピン芸人としても活動。スケッチブックを使用した、シュールなフリップ芸を得意としています。

修理屋さん(コント)

練習(漫才)

https://www.youtube.com/watch?v=ctei0RQwEj0

ナスビ画伯(フリップ芸)

天竺鼠・川原チャンネル』では、川原さんのネタを楽しむことができます。

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まとめ

泉の如く湧き出すシュールなアイデアを詰め込んだ天竺鼠のネタは、コアなファンから支持される一方、わかりやすさや意味を求めるファンにはハマっていないのも事実です。それでも彼らは、「自分たちのスタイルを変えてまで売れようとは思わない」と言い切ります。この芸に対する潔さこそ、天竺鼠の最大の魅力であり強みではないでしょうか。